１９６６年愛知県岡崎市にて、繊維原料を取り扱う家族経営の零細企業の長男として生まれる。

創業者の祖父は、お人よしで地元での公職で活躍し、ちょっとした有名人。しかし、会社の内情は火の車ということを父から聞かされていた。

大学１年の時に、父親が悪性リンパ腫を患い、余命１年と宣告を受ける。 将来に対する不安をかかえながら学生生活を送る中で、中国・チベット・ネパール・インドへ自分探しのひとり旅に出る。

１９８８年暮れ、大学４年の卒業前に父親が他界。 結局、父が経営していた会社は、叔父のもとに経営権が移り、自分は東京からUターンして地元百貨店に勤務することになる。 父親との死別、親戚との関係悪化、東京からの都落ちなど自分の中にやりきれないモヤモヤ感をかかえながら、日々を過ごす。

監ある時、中学・高校時代の友人から公認会計士試験に合格したという話を聞く。 また、昔、父親からも公認会計士試験をすすめられていたことを思い出し、一念発起して、会社を退職し、受験を決意。

１９９３年、公認会計士試験合格。名古屋の大手監査法人に勤務。 上場企業の監査を担当し、会社の外部から問題点を指摘する技術を習得。また、株式公開を目指す企業の上場準備手続き支援（IPO）を経験。

４年間の単身赴任生活をへて、地元の愛知県岡崎市に戻り、会計事務所を独立開業。 中小零細企業の７割近くが赤字である実態を知り、今までの実務経験をもとに、赤字体質を黒字化し、資金繰り改善を行うべく経営改善コンサルティング活動をしている。